◆今井 茂雅 ◆岩本 利春 ◆大河原 和雄 ◆大友 栄人 ◆大橋 和則
◆長部 幸光 ◆金山 明彦 ◆金田 勇 ◆小北 栄一 ◆小林 勝二
◆小林 長吉 ◆坂本 東一 ◆鈴木 邦哉 ◆田上 忠夫 ◆谷 あゆみ
◆槻舘 重人 ◆中島 敏博 ◆西 弘美 ◆西邑 春夫 ◆服部 義幸
今 井 茂 雅 (いまい しげまさ) | 生年月日/1962年1月1日 | ||||
初出走/1995年 |
通算/9541戦1054勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2011年度 ポプラ賞(タケノビジン) 2007年度 天馬賞(マルミシュンキ) 2007年度 柏林賞(マルミシュンキ) |
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主な現役所属馬 |
ゴールデンフウジン、ブチオ、オオゾラシンスケ、ゴールデンフジ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
37-32-46-177(292) 21位 勝率 .127 連対率 .236 54-45-39-233(371) 13位 勝率 .146 連対率 .267 77-62-56-345(540) 7位 勝率 .143 連対率 .257 71-61-81-357(570) 10位 勝率 .125 連対率 .232 53-65-73-388(579) 13位 勝率 .092 連対率 .204 |
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厩舎がメディアで取り上げられることが非常に多く、喋りもなかなか面白い。ご息女二人は厩務員であり騎手も目指しているようで、ぜひとも合格してほしいものだ。人気馬ブチオもそうだが、確実に馬の地力を上げて行く印象で、近年は安定した成績を収めている。軽量戦への参戦にも積極的な傾向が見られるが、馬券的にはその軽量戦帰りが特注となる。 |
岩 本 利 春 (いわもと としはる) | 生年月日/1958年1月17日 | ||||
初出走/2005年 |
通算/9270戦1225勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 ヒロインズカップ(フェアリースズ) 2016年度 ナナカマド賞(ゴールデンフウジン) 2015年度 イレネー記念(フウジンライデン) 2013年度 帯広記念(ホリセンショウ) 2010年度 ばんえい十勝オッズパーク杯(ナカゼンスピード) |
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主な現役所属馬 |
フェアリースズ、タカラシップ、ホクトシンバ、センショウニシキ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
76-74-70-425(645) 8位 勝率 .118 連対率 .233 91-79-72-423(665) 6位 勝率 .137 連対率 .256 87-71-51-400(609) 6位 勝率 .143 連対率 .259 61-61-64-437(623) 13位 勝率 .098 連対率 .196 68-80-64-497(709) 9位 勝率 .096 連対率 .209 |
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騎手時代にはスーパーペガサスに騎乗した経験も持つ。毎年非常に安定した成績を誇り、確実に名調教師への道を辿っている(大変失礼だが、見た目より若い)。早いうちに実績を挙げ、そののちに転厩してしまう馬が多いが、今後は息長く活躍できるような馬の輩出も求められる。やはり所属である藤本・島津が騎手起用の中心となる。 |
大 河 原 和 雄 (おおかわら かずお) | 生年月日/1960年2月14日 | ||||
初出走/2018年 |
通算/721戦84勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
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主な現役所属馬 |
ブラックダンサー、リュウショウ、ツルイテンリュウ、ダイナマイト |
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2018年度 2019年度 2020年度 |
34-25-19-245(323) 20位 勝率 .105 連対率 .183 50-36-28-284(398) 15位 勝率 .126 連対率 .216 52-37-32-302(423) 14位 勝率 .123 連対率 .210 |
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騎手として通算3373勝を挙げた名手。通称「カワ」あるいは「カワさん」。双子の兄は牧場を経営している。開業初年度からまずまずの成績を残し、2年目で確実に数字を伸ばした。馬集めも順調なようだし、騎手時代から育成には定評があり、今後の活躍が大いに期待される。弟弟子にあたる長澤が主戦格だが、勝負どころでは鈴木恵・藤本という騎手起用になってくるか。 |
大 友 栄 人 (おおとも えいと) | 生年月日/1963年1月5日 | ||||
初出走/1999年 |
通算/11141戦1312勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 ばんえいグランプリ(ミノルシャープ) 2020年度 旭川記念(ミノルシャープ) 2018年度 銀河賞(ミノルシャープ) 2013年度 ばんえい菊花賞(コウシュハウンカイ) 2005年度 ばんえい記念(スーパーペガサス) |
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主な現役所属馬 |
ミノルシャープ、ミノルシンザン、アアモンドヒューマ |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
70-68-67-426(631) 9位 勝率 .111 連対率 .219 57-83-72-416(628) 11位 勝率 .091 連対率 .223 70-82-94-467(713) 9位 勝率 .098 連対率 .213 71-79-79-470(699) 9位 勝率 .102 連対率 .215 62-73-70-474(679) 11位 勝率 .091 連対率 .199 |
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父である大友栄司・元調教師からスーパーペガサスを引き継ぎ、ばんえい記念を制した以降も、常に重賞戦線を賑わせる馬を出してきた名門厩舎。若くて活気のある馬が多く、ここに来てまた目が離せなくなってきた。近年は阿部を乗せてきた時の信頼度が目につき、馬券的には特に警戒が必要となる。 |
大 橋 和 則 (おおはし かずのり) | 生年月日/1963年7月5日 | ||||
初出走/1996年 |
通算/9066戦945勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2018年度 ヒロインズカップ(タイキン) 2009年度 銀河賞(アカダケキング) |
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主な現役所属馬 |
フウリンカ、センリョウバコ、グレースハンター、ミントエース |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
29-32-39-183(283) 26位 勝率 .102 連対率 .216 24-42-25-154(245) 27位 勝率 .098 連対率 .269 34-21-37-178(270) 21位 勝率 .126 連対率 .204 28-41-41-212(322) 23位 勝率 .087 連対率 .214 38-33-54-257(382) 21位 勝率 .099 連対率 .186 |
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西弘美は義兄。西謙一騎手は甥。2018年度には久々の重賞となるG1ヒロインズカップをタイキンで制した。同馬は引退、その他では上級条件馬がなかなか出てこないが、若い馬が多く、うまく噛み合えば…というところか。現在二人の所属騎手(松本・竹ケ原)がいるが、(元所属の)菊池が一番手。 |
長 部 幸 光 (おさべ ゆきみつ) | 生年月日/1960年7月31日 | ||||
初出走/1996年 |
通算/8836戦792勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2015年度 ばんえい大賞典(シリウス) 2015年度 黒ユリ賞(シリウス) 2011年度 天馬賞(ファーストスター) |
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主な現役所属馬 |
ブレークスルー、テンノイノリ、マツノビューティ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
48-46-39-274(407) 17位 勝率 .118 連対率 .231 30-47-59-198(334) 22位 勝率 .090 連対率 .231 31-37-45-238(351) 23位 勝率 .088 連対率 .194 27-40-47-305(419) 26位 勝率 .064 連対率 .160 24-35-32-289(380) 26位 勝率 .063 連対率 .155 |
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逃げ・先行を得意とする馬が多いイメージだが、それはイコール常に穴駆けの可能性を秘めているということ。固め撃ちしたり、多頭出しでも不発に終わったりで狙い時が難しい厩舎だが、鈴木恵・松田を一日に複数回乗せている際は動向に注目したい。 |
金 山 明 彦 (かなやま あきひこ) | 生年月日/1951年10月16日 | ||||
初出走/2000年 |
通算/7876戦806勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 翔雲賞(タカナミ) 2016年度 チャンピオンカップ(フジダイビクトリー) 2016年度 北見記念(フジダイビクトリー) 2016年度 岩見沢記念(フジダイビクトリー) 2015年度 ばんえい記念(フジダイビクトリー) |
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主な現役所属馬 |
ジェイコマンダー、サクラリュウ、サクラダイチ |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
77-72-79-397(625) 7位 勝率 .123 連対率 .238 43-43-45-295(426) 19位 勝率 .101 連対率 .202 31-55-40-257(383) 22位 勝率 .081 連対率 .225 47-41-53-300(441) 18位 勝率 .107 連対率 .200 46-60-54-276(436) 18位 勝率 .106 連対率 .243 |
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騎手時代に19712戦3299勝という成績を残した「ミスターばんえい」。藤本匠、大河原和雄と、その勝利数を超えた騎手はいるが、勝率では金山明彦にはるかに及ばない。調教師としてもフジダイビクトリーでばんえい記念を制したが、同馬は、転厩して来て、さらに転厩して行った馬。自身が一から手塩にかけた馬で最高峰を目指すという想いは強いだろう。 |
金 田 勇 (かねた いさみ) | 生年月日/1972年7月26日 | ||||
初出走/2003年 |
通算/9244戦1055勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 ばんえいオークス(アバシリルビー) 2019年度 イレネー記念(コマサンダイヤ) 2017年度 ヒロインズカップ(キサラキク) 2015年度 天馬賞(キサラキク) 2013年度 ばんえい記念(インフィニティー) |
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主な現役所属馬 |
アオノブラック、コマサンダイヤ、フレイムゴールド、スーパータイトル | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
58- 71- 74-322(525) 12位 勝率 .110 連対率 .226 59- 71- 61-330(521) 10位 勝率 .113 連対率 .250 62- 73- 76-399(610) 13位 勝率 .102 連対率 .221 99- 82- 75-422(678) 3位 勝率 .146 連対率 .267 124-119-103-470(816) 3位 勝率 .152 連対率 .298 |
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重賞勝ちも多く、中身を重視し勝ちに行った時に勝ち切っているという印象が強い。子息は厩務員から騎手を目指しているそうで、そちらにも注目。ばんえい記念を二度制しており現時点でも実績十分だが、2019年度には通算1000勝を達成しますます充実、まだ年齢的にも若いし、これから確実に名伯楽への道を歩んでいくことだろう。藤野・西謙・島津を乗せてきた時には目が離せない。 |
小 北 栄 一 (こきた えいいち) | 生年月日/1959年3月21日 | ||||
初出走/2001年 |
通算/7950戦841勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2015年度 ヒロインズカップ(ナナノチカラ) 2014年度 ポプラ賞(ナナノチカラ) 2014年度 クインカップ(ナナノチカラ) 2013年度 ばんえいオークス(ナナノチカラ) 2012年度 黒ユリ賞(ナナノチカラ) |
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主な現役所属馬 |
マツノタイガー、イズミクィーン、イノリノチカラ、ナカゼンレディー |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
48-50-37-314(449) 16位 勝率 .107 連対率 .218 41-24-31-247(343) 20位 勝率 .120 連対率 .190 57-49-59-302(467) 14位 勝率 .122 連対率 .221 59-38-38-310(445) 14位 勝率 .133 連対率 .218 47-55-46-327(475) 17位 勝率 .099 連対率 .215 |
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小北定一・元調教師は父。管理馬はそう多くないが、常に警戒が必要な馬が多く活気はある。現役にイズミクィーンもいるが、牝馬で好成績を収めている印象。鈴木恵を乗せてきた際が勝負時という傾向はハッキリと見てとれる。特に乗り替わり時には要注意だ。長澤の成績も悪くないが、こちらはムラがあってやや読みにくい。 |
小 林 勝 二 (こばやし かつじ) | 生年月日/1959年1月2日 | ||||
初出走/1994年 |
通算/9998戦983勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2005年度 ポプラ賞(ニシキダイジン) |
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主な現役所属馬 |
サカノバツグン、ペーパンヨシヒメ、ホッカイイチバン、サカノタニカゼ |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
29-40-36-216(321) 25位 勝率 .090 連対率 .215 49-30-41-332(452) 17位 勝率 .108 連対率 .175 36-36-31-274(377) 19位 勝率 .095 連対率 .191 27-24-37-256(344) 27位 勝率 .078 連対率 .148 36-41-40-319(436) 22位 勝率 .083 連対率 .177 |
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同級生である田上忠夫の誘いもあり、この世界へ。現状でいうと馬主さんの数も少なく、なかなか上級馬を出せずに中堅級の成績が続く。やや存在感は薄くなっているが、「サカノ」軍団の多頭数出し時には警戒が必要となるか。 |
小 林 長 吉 (こばやし ちょうきち) | 生年月日/1960年8月9日 | ||||
初出走/2004年 |
通算/7771戦776勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2019年度 チャンピオンカップ(アアモンドグンシン) 2019年度 黒ユリ賞(エンゼルフクヒメ) 2018年度 ばんえいダービー(アアモンドグンシン) 2016年度 ヒロインズカップ(アアモンドセブン) 2012年度 ばんえいオークス(タカラハヤヒメ) |
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主な現役所属馬 |
アアモンドグンシン、エンゼルフクヒメ、ダイリンファイター |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
39-33-49-348(469) 20位 勝率 .083 連対率 .154 51-40-58-356(505) 15位 勝率 .101 連対率 .180 69-47-59-379(554) 10位 勝率 .125 連対率 .209 77-50-60-409(596) 8位 勝率 .129 連対率 .213 75-69-65-418(627) 8位 勝率 .120 連対率 .230 |
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見た目は強面にも映るが、話している様子などからは非常に穏和な印象で、ばんえいのPR活動にも積極的に関与している。2018年度は3歳の二冠を制し、2019年度は重賞を3勝するなど近年充実。一方で、一般戦では人気薄馬での激走で高配当を演出することもしばしば。なかなか捉え切れないが、非常に魅力ある屈指の穴厩舎ではなかろうか。「アアモンド」軍団のメインステーブル。 |
坂 本 東 一 (さかもと とういち) | 生年月日/1953年8月27日 | ||||
初出走/2008年 |
通算/9258戦1028勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 ばんえい記念(ホクショウマサル) 2020年度 天馬賞(メムロボブサップ) 2019年度 ばんえいダービー(メムロボブサップ) 2019年度 北見記念(シンザンボーイ) 2018年度 イレネー記念(メムロボブサップ) |
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主な現役所属馬 |
ホクショウマサル、メムロボブサップ、シンザンボーイ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
83-109-103-527 (822) 6位 勝率 .101 連対率 .234 132-146-138-580 (996) 1位 勝率 .133 連対率 .279 135-111-121-644(1011) 1位 勝率 .134 連対率 .243 140-129-120-587 (976) 1位 勝率 .143 連対率 .276 133-126-114-622(995) 2位 勝率 .134 連対率 .260 |
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阿部武臣騎手は娘婿。騎手として歴代5位の通算2681勝を挙げている。2019年度に積み重ねた140勝は、自身の記録を更新する年間最多勝。メムロボブサップの3歳三冠、ホクショウマサルの31連勝など中身も濃く、現在最も充実している調教師の一人。レース間隔が開いてもキチッと作ってくる印象で、それが勝率・連対率の高さにも繋がっているのだろう。阿部を乗せてきた時は(当然人気になるが)もうベタ買いの選択肢しかないように思ってしまう。 |
鈴 木 邦 哉 (すずき くにや) | 生年月日/1954年7月26日 | ||||
初出走/1987年 |
通算/16290戦1597勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2015年度 岩見沢記念(オイドン) 2012年度 天馬賞(オイドン) 2011年度 黒ユリ賞(ハイカラサン) 2011年度 ばんえいダービー(オイドン) 2010年度 ヤングチャンピオンシップ(オイドン) |
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主な現役所属馬 |
サンシルクラポピー、フクトク、マツリダキング、イワフネチャタ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
50-55-66-374(545) 14位 勝率 .092 連対率 .193 56-45-45-394(540) 12位 勝率 .104 連対率 .187 47-60-67-317(491) 16位 勝率 .096 連対率 .218 48-58-62-497(575) 16位 勝率 .083 連対率 .184 58-55-69-438(620) 12位 勝率 .094 連対率 .182 |
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鈴木勝堤・元騎手は弟(自身も元騎手)。人気のPR馬ミルキー(競走名:イッシンブレイブ。念のため言うと牡馬だ)とともに全国を飛び回り広報活動を行い、ばんえいへの貢献度は非常に高い。余談だが、おそらく競走馬時代から世話をしているのであろう厩務員さんがミルキーに飼葉をつける場面を見たことがある。すかさず甘えに行くミルキーの姿が非常に印象的であった。弟の娘婿である鈴木恵を配してくると勝負時。 |
田 上 忠 夫 (たがみ ただお) | 生年月日/1958年10月7日 | ||||
初出走/1988年 |
通算/13776戦1279勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
1992年度 農林水産大臣賞典(テンシヨウリ) |
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主な現役所属馬 |
セナカ、サカノダイジン、サカノメイケツ、サカノダイヤ、シャイニング | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
46-50-41-321(458) 18位 勝率 .100 連対率 .210 52-67-69-371(559) 14位 勝率 .093 連対率 .213 63-57-59-359(538) 12位 勝率 .117 連対率 .223 64-63-46-328(501) 12位 勝率 .128 連対率 .253 51-52-49-340(492) 15位 勝率 .104 連対率 .209 |
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現在の調教師会長。小林勝二とは同級生の間柄。繋がりのある馬主さんの数は多くないが、「サカノ」軍団を筆頭に複数頭預託が多い。確実に馬を成長させていくのが巧みで、それが信頼を得ているのだろう。実際に年間成績も変動が少なく安定している。騎手起用に一家言を持つ「サカノ」軍団の場合はまた違ってくるが、厩舎的には一番手は藤野、次いで菊池という位置づけか。軽馬場が得意な馬が多い印象も。 |
谷 あ ゆ み (たに あゆみ) | 生年月日/1966年3月29日 | ||||
初出走/2006年 |
通算/4491戦524勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
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主な現役所属馬 |
ミヤビダイチ、カミノシズク、フジノウンカイ、キラリ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
44-40-43-190(317) 19位 勝率 .139 連対率 .265 29-28-32-224(313) 23位 勝率 .093 連対率 .182 24-45-37-254(360) 24位 勝率 .067 連対率 .192 33-28-44-228(333) 22位 勝率 .099 連対率 .183 25-34-48-242(349) 25位 勝率 .072 連対率 .169 |
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現在のところ、ばんえい競馬史上唯一の女性調教師。奈良県から馬の世界へ入るべく帯広畜産大学へ。その後は浦河で何とシンザンの世話をしていたこともあるという凄い経歴の持ち主。また非常に絵ごころのあるお方で、描いた絵が缶ビールのデザインに使われたこともあり、肝煎りで作られたようなグッズを競馬場の売店で見ることもできる。これも史上唯一であろう。その一方で、まだ小学生のお子さんを一人で育てるママの顔も持つ。 |
槻 舘 重 人 (つきだて しげと) | 生年月日/1961年5月8日 | ||||
初出走/1999年 |
通算/8528戦1247勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 帯広記念(オレノココロ) 2019年度 ばんえい記念(オレノココロ) 2018年度 ばんえいグランプリ(オレノココロ) 2016年度 ばんえいダービー(マルミゴウカイ) 2014年度 イレネー記念(センゴクエース) |
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主な現役所属馬 |
オレノココロ、センゴクエース、ミスタカシマ、ノエルブラン |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
69-60-50-289(468) 10位 勝率 .147 連対率 .276 80-58-62-285(485) 8位 勝率 .165 連対率 .285 75-68-60-277(480) 8位 勝率 .156 連対率 .298 64-65-55-295(479) 11位 勝率 .134 連対率 .269 64-53-54-305(476) 10位 勝率 .134 連対率 .246 |
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現在ばんえい記念を四連覇中など、近年の重賞ハンターぶりは圧巻の一言。これだけズラリと上級馬が揃っていながら、最上位級の勝率・連対率を誇っているのも驚異。出走回数はやや少なめだが、ただレースを使うのではく、目的は勝つこと、またたとえ結果が出なくても次につながる何かを掴む、という姿勢が数字に表れているのだろう。馬のために思い切って休ませる勇気も持ち備えている。すでにばんえい史上に残る名調教師の一人と言っていい。 |
中 島 敏 博 (なかじま としひろ) | 生年月日/1969年11月14日 | ||||
初出走/2007年 |
通算/4785戦493勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 イレネー記念(オーシャンウイナー) 2017年度 ヤングチャンピオンシップ(オレワチャンピオン) 2012年度 ヒロインズカップ(ブラックパール) |
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主な現役所属馬 |
オレワチャンピオン、オーシャンスター、タカラウンカイ、スペースワン |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
33-44-49-251(377) 24位 勝率 .088 連対率 .204 51-54-60-241(406) 16位 勝率 .126 連対率 .259 45-51-55-362(513) 18位 勝率 .088 連対率 .187 44-78-71-340(533) 19位 勝率 .083 連対率 .229 43-52-51-317(463) 20位 勝率 .093 連対率 .205 |
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タテガミを綺麗に可愛く飾っている馬が多い。二人三脚で歩んでいる奥様の手によるものだろうか。馬の負担を軽減するために、少しでも軽い飾りを選んでいるという話も聞いたことがある。近年、管理馬が増加傾向にあり、良い流れの今こそが大事な時期。菊池・船山・西将を主戦としているが、鈴木恵を配してくるとやはり特注。 |
西 弘 美 (にし ひろみ) | 生年月日/1959年1月1日 | ||||
初出走/2010年 |
通算/7941戦965勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2019年度 ヒロインズカップ(アフロディーテ) 2010年度 柏林賞(ジャングルソング) |
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主な現役所属馬 |
アフロディーテ、オールラウンダー、サダノワークス | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
114-114-127-655(1010) 3位 勝率 .112 連対率 .226 99-113-119-606 (937) 4位 勝率 .106 連対率 .226 98- 89-104-612 (903) 4位 勝率 .109 連対率 .207 98-111-121-568 (898) 4位 勝率 .109 連対率 .233 91-127-134-666(1018) 6位 勝率 .089 連対率 .214 |
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西康幸は弟。大橋和則は義弟。西謙一騎手は長男。西将太騎手は甥。通算2479勝を挙げた名騎手で、調教師に転身後もリーディングを獲得するなど順風満帆。勝ち星の割りには重賞実績がやや物足りない印象もあったが、2019年度には子息とともにG1を制した。それに続く陣容も整っており、また重賞戦線を賑わせてくれる馬が出てくることも十分に望める。ダンディでジェントルマン、そんな印象があり、相当おモテになったのではなかろうか。 |
西 邑 春 夫 (にしむら はるお) | 生年月日/1948年1月17日 | ||||
初出走/1984年 |
通算/14378戦1469勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2018年度 クインカップ(メヂカラ) 2012年度 ヤングチャンピオンシップ(ソウクンボーイ) 2007年度 帯広記念(ナリタボブサップ) 2007年度 北見記念(ナリタボブサップ) 2001年度 ばんえい記念(サカノタイソン) |
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主な現役所属馬 |
ソウクンボーイ、フナノクン、メヂカラ、ハルトラ、キタイノエース |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
50-37-40-282(409) 15位 勝率 .122 連対率 .213 26-21-24-286(357) 25位 勝率 .073 連対率 .132 19-17-21-227(284) 27位 勝率 .067 連対率 .127 28-38-24-240(330) 24位 勝率 .085 連対率 .200 22-19-33-238(312) 27位 勝率 .071 連対率 .131 |
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サカノタイソン、ナリタボブサップといった名馬が厩舎にいたこともある大ベテラン。ここ数年は徐々に成績が落ちつつあるが、2018年には重賞を勝ち、ソウクンボーイもオープンで奮闘中と意地は見せている。管理馬の減少に伴い勝ち星が少なくなるのは仕方ないことだが、加齢によって衰えるという職業でもない。まだまだ頑張ってほしいものだ。 |
服 部 義 幸 (はっとり よしゆき) | 生年月日/1947年1月12日 | ||||
初出走/1985年 |
通算/22933戦2441勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2016年度 イレネー記念(ホクショウムゲン) 2014年度 ばんえい記念(キタノタイショウ) 2013年度 チャンピオンカップ(キタノタイショウ) 2010年度 天馬賞(キタノタイショウ) 2009年度 ばんえいダービー(キタノタイショウ) |
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主な現役所属馬 |
アポロン、サカノイサムヒメ、ニシノキング、キタノテンカ、ミツボシ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
122-105-67-710(1004) 1位 勝率 .122 連対率 .226 93- 72-81-741 (987) 5位 勝率 .094 連対率 .167 64- 66-64-645 (839) 11位 勝率 .076 連対率 .155 83- 74-46-632 (835) 6位 勝率 .099 連対率 .188 93- 56-62-592(803) 5位 勝率 .116 連対率 .186 |
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ご存知ふれあい動物園の園長先生(詳しくはこちら)にして、歴代最多となる勝利数を更新中の重鎮。長く競馬の世界にいるだけに、闇の部分も当然知っているとは思うが、ばんえいの存続と普及に力を尽くしている姿には感謝しかない。馬券的には、鈴木恵で勝負という一応のパターンはあるものの、意外な大駆けを見せる場面もしばしばあり、取捨選択が非常に難しく悩まされる厩舎ではある。 |
林 豊 (はやし ゆたか) | 生年月日/1961年4月20日 | ||||
初出走/1994年 |
通算/10197戦1015勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2012年度 柏林賞(フジダイビクトリー) 2011年度 ばんえい菊花賞(フジダイビクトリー) |
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主な現役所属馬 |
チヨノタカラ、アアモンドロシア、フウジンライデン、アサヒカツヒメ | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
34-31-38-245(348) 22位 勝率 .098 連対率 .187 27-25-20-212(284) 24位 勝率 .095 連対率 .183 24-27-29-184(264) 25位 勝率 .091 連対率 .193 28-16-24-162(230) 25位 勝率 .122 連対率 .191 34-27-29-196(286) 23位 勝率 .119 連対率 .213 |
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島津新騎手は娘婿。かつてフジダイビクトリーを管理していたこともあるが、本当に良くなる前に転厩してしまった。管理馬が多くなく、なかなかリーディング順位も上がってこずと、楽観できない状況にはあるが、アアモンドロシアの軽量戦への適性を見出したのは素晴らしいこと。 |
久 田 守 (ひさだ まもる) | 生年月日/1953年2月21日 | ||||
初出走/1997年 |
通算/13730戦1877勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2014年度 ばんえい菊花賞(ハクタイホウ) 2013年度 北見記念(ギンガリュウセイ) 2012年度 イレネー記念(ショウチシマシタ) 2012年度 ばんえいグランプリ(ギンガリュウセイ) 2011年度 ヒロインズカップ(エンジュオウカン) |
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主な現役所属馬 |
ハクタイホウ、ウンカイタイショウ、カネゾウ、オレノタイショウ |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
91-100-102-379(672) 5位 勝率 .135 連対率 .284 110- 93-108-435(746) 3位 勝率 .147 連対率 .272 107-137-122-536(902) 2位 勝率 .119 連対率 .271 92-126-134-529(881) 5位 勝率 .104 連対率 .247 113-121-117-595(946) 4位 勝率 .119 連対率 .247 |
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騎手として四度、調教師としても四度リーディングを獲得している、名騎手にして名調教師。重賞勝利からやや遠ざかっているのは巡り合わせで、連対率が示すとおり安定感は随一。鈴木恵起用時が勝負パターンの一つではあるが、所属の若手騎手二人(渡来・赤塚)の成長が著しく、今後はその傾向にも変化が見られるかもしれない。いま一番買いたくなるのは渡来とのコンビだ。 |
平 田 義 弘 (ひらた よしひろ) | 生年月日/1946年4月26日 | ||||
初出走/1992年 |
通算/12743戦1399勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 クインカップ(ジェイカトレア) 2019年度 天馬賞(コウシュハレガシー) 2019年度 ばんえいオークス(ジェイカトレア) 2018年度 黒ユリ賞(ジェイカトレア) 2008年度 北見記念(スーパークリントン) |
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主な現役所属馬 |
コウシュハレガシー、ジェイカトレア、カネタケビッグ、ジェイセリナ |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
57-51-76-278(462) 13位 勝率 .123 連対率 .234 46-60-48-261(415) 18位 勝率 .111 連対率 .255 51-52-47-244(394) 15位 勝率 .129 連対率 .261 41-43-54-277(415) 20位 勝率 .099 連対率 .202 50-47-46-270(413) 16位 勝率 .121 連対率 .235 |
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年齢でいえば大ベテランになるが、ここに来てまた上昇ムード。勝利数だけ見てしまうと中堅級の印象だが、勝率・連対率は高い水準をキープしているし、人気を考えれば狙うに値する厩舎といえる。西謙・西将・船山が主戦格だが、藤野を配してきた際には特にマークを強める必要があるだろう。 |
松 井 浩 文 (まつい ひろふみ) | 生年月日/1965年1月17日 | ||||
初出走/2005年 |
通算/9061戦1331勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2019年度 帯広記念(コウシュハウンカイ) 2019年度 ばんえいグランプリ(コウシュハウンカイ) 2017年度 イレネー記念(カネサダイマオー) 2012年度 ばんえい記念(カネサブラック) 2012年度 ばんえいダービー(アサヒリュウセイ) |
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主な現役所属馬 |
コウシュハウンカイ、メジロゴーリキ、マツカゼウンカイ |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
118- 99- 84-475(776) 2位 勝率 .152 連対率 .280 120-111-102-496(829) 2位 勝率 .145 連対率 .279 106- 99- 84-416(705) 3位 勝率 .150 連対率 .291 111-104- 63-526(804) 2位 勝率 .138 連対率 .267 136-105-102-598(941) 1位 勝率 .145 連対率 .256 |
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父である松井浩(まつい・こう)元調教師の後を継ぐような形で騎手から調教師へ転身。早くにトモエパワーでばんえい記念を制したが、以後もトップ級の名馬が常に厩舎にいる印象。2・3歳の頃から注目を集め活躍する馬が多いが、その後にもう一段階上げられるのがこの厩舎の凄さ。それが信じ難いほど驚異的な通算勝率にも表れているのだろう。騎手は頻繁に変えずに続戦傾向が強い。 |
村 上 慎 一 (むらかみ しんいち) | 生年月日/1971年6月24日 | ||||
初出走/2003年 |
通算/10112戦1230勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
2020年度 ばんえいダービー(キョウエイリュウ) 2016年度 ばんえいオークス(ホクトノホシ) 2011年度 ばんえい記念(ニシキダイジン) 2011年度 イレネー記念(ニシキエーカン) 2011年度 ばんえいグランプリ(ニシキダイジン) |
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主な現役所属馬 |
キタノユウジロウ、キョウエイリュウ、カネサスペシャル | ||||
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
99- 97-95-494(785) 4位 勝率 .126 連対率 .250 82-101-93-512(788) 7位 勝率 .104 連対率 .232 92- 94-93-483(762) 5位 勝率 .121 連対率 .244 79- 92-81-521(773) 7位 勝率 .102 連対率 .221 91- 90-86-559(826) 7位 勝率 .110 連対率 .219 |
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騎手から調教師へ転身後に頭角を現し、ばんえい記念制覇、リーディングでも常にガッチリ上位をキープする屈指の名調教師に。まだ若いし、この先のさらなる活躍へ期待は膨らむばかりだ。ここがメイン、という馬主さんを確保できているのも大きな後押しとなるだろう。所属騎手となる以前から重用してきた松田とのタッグは強力。ただし最近は渡来でも侮れなくなってきた。 |
森 芳 浩 (もり よしひろ) | 生年月日/1961年8月11日 | ||||
初出走/1999年 |
通算/4745戦392勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
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主な現役所属馬 |
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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 |
8-6-14- 55 (83) 28位 勝率 .096 連対率 .169 13-21-12- 96(142) 28位 勝率 .092 連対率 .239 11-7-14-106(138) 28位 勝率 .080 連対率 .130 4-8-16-124(152) 29位 勝率 .026 連対率 .079 14-19-24-114(171) 28位 勝率 .082 連対率 .193 |
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管理馬がなかなか増えてこない現状では、現在の寂しい成績もやむを得ないか。馬券的には、同日もしくは同レースに同馬主の馬を二頭出しした際にどう評価するか、というくらいのスタンスで向き合うのが妥当だろう。 |
山 本 正 彦 (やまもと まさひこ) | 生年月日/1957年10月8日 | ||||
初出走/2019年 |
通算/354戦41勝(2020年3月24日現在) |
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主な重賞勝利 |
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主な現役所属馬 |
レジェンドボス、ジェイアース |
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2019年度 2020年度 |
41-27-47-239(354) 21位 勝率 .116 連対率 .192 46-38-39-230(353) 19位 勝率 .130 連対率 .238 |
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2019年度新規開業調教師。山本幸一・元調教師(上富良野)は父。還暦を超えるまで騎手を務め上げた「マサ兄」。オールドファンも騎乗に文句をつけながら心の底では応援していたように思う。今後は調教師としてファンに慕われる存在になっていただきたいものだ。「ジェイ」軍団との結びつきも見られ、初年度としては上々の成績を収めた。 |